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ひまわりの会から
活動の日々

療育方針

1・親が見ていられる療育であること

当会では、保護者の方が療育を見てもらうことを前提としています。

なぜなら

@保護者の方が療育を見ることにより、子どもの発達レベルを同じ視点で見ることができ、今後の子どもの歩んでいく道、つまり子どもの今後の進路を考えていく上で有効に働きます。

A保護者の方が療育を見ることにより、子どもの学習の進め方、望ましい関わり方を学んでいただくことのできる、非常に有意義な時間となります。

限られた場所、時間だけで療育を行っても、その成果は確実に半減してしまいます。
原則として、保護者の方が見ることができる療育であることが、療育の時間を最大限に有意義なものとすることができると考えています。


2・長期的な療育であること

子どもは過去から現在、そして未来へと日々成長しています。

そのことから、一定の時間だけ、集中的に療育を行っても、充分に成長を促していくことは叶いません。

療育とは、教育そのものです。
教育を一定の時間だけ行っても、それは子どもにとって有効とは言えません。

無理なく、そして長期的に療育を行うことをベースとして、その上で各時期における適切な支援を行っていくことが大切であると考えています。


3・厳格なスモールステップと体系的な課題設定【見通しのたった療育プログラムであること】

粗大模倣ができたら軽微模倣、軽微模倣ができたら口形模倣と、広義での発達を細分化していくと、指導内容は全て体系的に成り立っています。

体系的な指導プログラムがベースとなり、その上で、現時点での子どもの状況に合わせて課題を提供していくことが、子どもの状況を明確化し、保護者の方と共有し、見通しのたった療育を行っていくことができると考えています。

また、教える際の方法は常に複数有ることがABAの利点であり、どの方法で教えていくかは常に課題の際の子どもの様子や、課題達成状況を査定していくことが、指導をより効果的に進めていくことができると考えています。


4・各時期の支援

子ども達の各機能領域の発達は、一人ひとりの子どもによって著しく異なるため、療育課題、プログラムは個々の発達により異なります。

しかしながら、子どもの年齢的発達とともに、子どもが歩むステージにあわせた介入も大切になってきます。

例えば、乳幼児期と就学期を照らし合わせて考えていくと、一般的解釈としては、乳幼児期においては【言語理解】や【基礎的な運動機能】や【身辺自立】など、【乳幼児期】における基礎構築を目的としていく側面があります。

それに対して、就学以降は子どもと家庭を取り巻く環境が乳幼児期に比べ広くなっていくことから、子どもの歩む道によっても療育方針は異なっていきます。
また、就学以降は、乳幼児期と比べて得意・不得意な領域も広がっていきます。
その他、【時間の感覚・時間割など、スケジュールに沿った活動】や、【授業などの面だけで適用される特殊なルールを守ること】【他者との共有物・場所】など、乳幼児期とは異なる場面が増えていきます。

以上のように考えていくと、乳幼児期から就学以降において、引き続き介入を行う必要性があるものと、就学後以降、つまり、今までと異なる環境での生活において必要な介入・支援を行っていく必要があるものに分類していくことができます。
また、就学を見通したうえでの、場所の選択にあわせた介入を行っていくことが療育に求められていることだと考えております。

上記の考え方によって、当会では、そのステージにおける、適切な介入・支援を行っていくことを目標としております。

療育説明

発達の内容は、複数の機能領域によって整理することができ、その領域の、どのレベルからはじめていく必要があるかは、個々の子どもそれぞれです。
また、子どもを取り巻く環境も、個々によって異なります。

そこで、療育を取り組む上で必要とされることは、まず、子ども一人ひとりの発達・個性を、機能領域と照らし合わせ、的確に捉え、評価していき、それに応じて包括的な個別の指導プログラムを作成していくことで、子どもに対して、より的確な指導を行っていくことができます。

そして、様々な教育現場で頻繁に使用されている、応用行動分析(ABA)の理論に基づいて、「個々の子どもの性格」、また、「年齢やそれに伴う個人や環境などの様々な変化(各時期のステージ)」、「家族のニーズ」に応じて、一人ひとりの子どもにとって最大限に合った目標の設定と介入を実現していくことが、長期的に療育を取り組む上で必要となります。

ABAとは

ABAとは、応用行動分析を指し、独立変数(環境)を操作することで、従属変数(個)の変化を予想する学問です。
その考え方により、個の行動を科学的に分析し、それを様々な問題の解決に応用・活用していくものです。
そして、応用行動分析を用いた療法が行動療法です。

行動療法とは

行動療法とは、不適応行動は誤った学習や条件付けによるとして、学習理論に基づいて適応行動に変えていこうとする心理学的な臨床技法です。

自閉症児に対しての治療は、アメリカではすでに60 年代から行われており、自閉症の治療以外でも、アルコール依存症や肥満症 の治療、また、スポーツなどにも、幅広い分野で応用されています。
現在は、日本でもスポーツ、教育と、幅広く活用されております。

この分野で、行動療法を行う意義は主に

■社会一般的に望ましい行動を伸ばしていき、社会的・人と関わる上で不適切と考えられる行動を減らして行くこと

■教えていきたいこと1つ1つを細かく分析し、子どもに応じて分かりやすく指導していくこと

が挙げられます。

行動療法の基本的な考え方

@行動を変えるためには環境を変化させること、すなわち、より望ましい関わり方を

行動は、個と環境の相互作用によってつくられます。
そのことから、子どもを取り巻く人・物などの環境が、より子どもにとって望ましい物であることで、子どもの良い行動を増やし、同時に不適応な行動を減らしていくことができます。

A不適切な行動を減らし、適応的な行動を増やすためには


適応的な行動を増やすためには、子どもに合わせた褒美が必要です。お腹いっぱいの子どもにお菓子をあげても褒美とはなりにくいように、子どもにとって何が褒美かを査定する必要があります。
同時に、不適切な行動を減らすためには、その行動自体が起こらないように環境設定を行うとともに、褒美を控えます。褒美は「褒める」など、一般的にイメージするものだけでなく、「叱られる」ことも褒美となっていることがあります。
上記を踏まえたうえで、適応的jな行動には、それを増やすためのきっかけ【先行刺激】(例:促し・指示など)と褒美【結果】を、不適応な行動にはそれが起こりにくい環境設定【先行刺激】(例:脱走させないために柵を作る)と、その行動自体に褒美を控える【結果】、あるいは代わりの行動を教えていくこと【代替え】が必要です(ABC分析による)。

B子どもへ学習を促すためには



子どもが効果的に学習をするために、動機(褒美)も大切ですが、同時にスモールステップが大切です。
行動は、複数の動作によって成り立っています。トイレを例にしても、20個以上の動作に分けることができます。
そこで、行動を1つ1つの動作に分解し、その1つ1つをしっかりと教えていくことで、子どもはより分かりやすく学習をしていくことができます。


*上記の内容は、ペアレントトレーニングを受けられる方へ(PDFファイル)【事前にご覧ください】でも、少し細かく説明していますので、よろしければご覧ください。

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